家屋の解体費用と必要な手続き(建物滅失登記等)について

実家が老朽化してきていて、一人暮らしの母親もいることから、
夫と相談して、実家を建替えて同居を考えています。
ただ、古い家の解体をしたことがありません。
解体費用や必要な手続きについて教えてください。

 

新築の分譲住宅を購入する場合は、
更地の上に、住宅を建築するのであまり関係しませんが、
今回の事例のように、古い家を取り壊して、
新しい家を建て替える場合は、
自分で、解体業者に依頼する必要があります。
また、必要な手続きがありますので、必ず確認しておきましょう。

 

木造住宅の解体費用

 

 

㎡あたり1万円~2万円が大体の相場と言われており、
例えば、100㎡ほどの家を解体するとなると、
100万円~200万円の費用が発生することになります。

 

ただ、実際には、複数の解体業者に見積もりを依頼した方が良いです。
たまたま選んだ業者が高い費用を請求することもあるからです。

 

また、この解体費用は、木造住宅の場合であり、
鉄筋コンクリート(RC造り)の場合だと、頑丈な造りのため、
さらに、解体費用が膨らむおそれがあるので、注意しましょう。

 

このように、家の解体にはそれなりのお金が必要なため、
敷地が広いのであれば、無理に解体せずに、
新築する住宅を母屋として使用し、
古い住宅を離れや倉庫などに転用してしまうのも手です。

 

土地面積が200㎡を超える場合は、
古い住宅を残しつつ、新しい住宅を建築することで、
住宅戸数を2戸に増やせますので、
小規模住宅用地特例の土地面積の拡大で、
土地にかかる固定資産税を節税できます。
(ただし、古い住宅の固定資産税は当然残ります。)

 

家屋の解体手続きの流れ

①解体業者への見積依頼
複数の解体業者に見積依頼しておくと、比較検討できるのでお勧めです。
また、現場確認や廃棄物処理への対応なども、業者選択のポイントです。
(解体王というサイトでは、複数業者による相見積もりができるのでおすすめです。)

②解体業者の決定
解体業者が決まったら、業者と相談して、
建設リサイクル法(建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律)に基づく
解体工事の申請と事前届出を出しておきましょう。(業者が代行してくれます。)

③電気・ガスの使用停止手続き
当たり前のことですが、業者が代行してやってくれませんので、
電気・ガスは、自分で使用停止手続きをしておきましょう。
また、水道については、解体工事で防塵対策として使用することもあるので、
解体業者と相談して使用停止にするか決めましょう。

④ご近所への挨拶回り
解体工事の前には、必ずご近所への挨拶回りが必要です。
事前に行っていないと、思わぬトラブルとなることも珍しくないからです。

⑤解体工事

⑥廃棄物処理
解体工事によって発生した廃棄物は、
解体業者から運搬業者などの中間業者を経由して、
最終処理されますが、不法投棄が多いので、
最終処理までされたかどうか、
必ず、マニフェストという伝票で確認しておきましょう。

⑦建物滅失登記
最後に、建物の滅失登記が必要です。
これがないと、自治体も把握できないので、
家屋の固定資産税が課税されたままになったり、
土地の住宅用地特例も適用されたままになったりと、
固定資産税の還付や追徴課税が発生してしまいますので、必ず行いましょう。

 

 

以上が、家屋の解体工事に関する手続きの流れです。
どの段階もとても大切ですので、必ず確認しておきましょう。

 

 

2013年11月21日記事作成

 

 

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